知らないと後悔するリフォームのお金の話①

当社を含め自社施工をアピールする会社があります。
それは、工務店だからわかるリフォーム業界のカラクリを知っているからです。

リフォーム会社の中には『ブローカー』なだけの会社があります。
窓口にだけなり、そこの会社は一切施工・工事はしません。
一見そこの会社がリフォームしているように見えて、全くしていません。

では、どうやってそのリフォーム会社は収益を上げているかというと
下請けの見積に+30%~40%上乗せして顧客へ請求することで
収益を上げています。

どういうことかといいますと・・・

工務店の利益とリフォーム会社の利益
ここがキーポイントです。

リフォーム会社は自社で施工できません。
そこで工務店に外注します。

工務店は自社で施工できないリフォーム箇所はさらに職人・協力会社に外注します。

つまり・・・

職人さんが出す見積もりが【370万円】の内容のリフォームだとしても
顧客の手元に来るまでに、金額がどんどん上がり
最終的に560万円になってしまいます。

裏を返すと、今あなたが提示されているリフォーム会社がいわゆる【ブローカー】だとしたら
原価は逆算すれば、大体わかってきます。

リフォーム会社からの提示金額が【500万円】だった場合

500万円÷1.3=384万円(工務店提示価格)

384万円÷1.15=334万円(職人さん提示価格)

ざっと、こんな感じです。

リフォーム会社って儲かるんです。
自社施工せず、すべて工務店に外注して+30%の利益を得るのですから。

営業努力の賜物と言われれば、そうかもしれませんが
はっきり言って、リフォーム会社ネームバリューだけで顧客が来て、リフォームのことを何もわかっていない若手営業マンが見積に来るだけで、この利益率は暴利だと思っています。

利益に見合った良い提案があればよいと思いますが
実際、現地に見積に来るとき、工務店も一緒に連れて来ることもあり
これなら工務店に依頼すれば良いだけじゃないか、と心の底から思います。

では、一番費用が抑えられる方法は、というと自分がすべての職人に分離発注することです。

 分離発注については次回、またお伝えします。

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代表取締役 角田 拓也